全員営業のポイント 118話 景気の良い会社で回っているもの

150826景気の良い会社で回っているもの118

コンサルティングを依頼する会社は、一般的な傾向
として経営状況が厳しいものですが、弊社の場合は
半数以上が業績そのものは順調という特徴があります。

このような特徴は、全員営業というコンサルティング
の内容によるものですが、業績数字だけを見れば
順調な会社でも、経営の課題は存在します。

そして、会社によっては、この課題がくせものです。

 

経営状況が厳しい会社だと、目前の課題は、
すぐに対処する必要がある問題とみなされるので、
経営者も現場も含めて共有され、少なくとも解決の
方向に会社は向かいます。

しかし、業績が順調な会社だと、大切な課題と
として存在しても、緊急度としては後送りにされて
モノによっては放置されます。

ゆえに、業績が順調な会社は、2~3年、時に
それ以上の長きに渡り、同じ課題が経営計画の
検討時や、営業会議で出てきているにも関わらず
手をつけないどころか、話だけで終わってしまう
のを時折見かけます。

 

そうこうするうちに、突発的な事項や、特殊な
仕事が入ると、今まで蓄積された疲弊と火種が
一気に表に出てくるため、連続してなんらかの
事故やクレームへとつながります。

ようやく、会社としても本格的に、工夫や取組み
を行うのですが、単発ではなく連続して発生する
場合には原因の根は、個人でなく、組織にある
ので、ただでさえ業務多忙で目が回っている上に、
しばらくは、頭まで痛い会社になってしまいます。

 

これを防ぐには、多忙な最中に時間をやりくり
するのは難しいので、1年の初めや前期末の
区切りに、まとまった時間を先の予定内に確保
するとともに、あれこれやろうとするよりも、
この1つが無くなれば、複数の課題が解消に
向かう急所を見分けて対処するのが良策です。

なにも営業ツールやITシステムだけが仕組み
ではありません。会社をどうとらえ、組織をいかに
動かすかは、経営における仕組みの一つなのです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□
★9/10 すべての社員を営業戦力化する『全員営業』の実務法
~今いる社員、今ある商品で年商50%UPの会社経営~
【第12回】詳細は、こちら→ https://www.tsujikeiei.jp/?p=2761
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□
★全員営業のポイント! メルマガ登録
http://v5form.jp/HuK/fr/0001/pbFQe0
(※ご登録頂くと、毎週定期的にメールアドレスにご配信)
(※登録後の解除も自由です)