全員営業のポイント 163話 長儲けする会社のお盆休み

160816長儲けする会社の  №163

まだまだ夏季休暇の会社もあるかと存じますので、
今回のコラムは、趣向を変えます。まずは一句…、

『お盆休み、たかが数日、されど数日』

ブラック企業というと必ず名前が上がる会社がありますが、
一般社員まで24時間・365日働けというから批判を
受けるのです。

しかし、取締役以上は別です。

そもそも取締役とは、法律上、継続雇用でなく、期限契約
が前提です。本来、契約期間内の業績責任を背負う職責です。

ゆえに、日本の中小企業では、一般社員の2倍~数倍の
役員報酬を得る代わりに、会社経営における発言権と
結果責任のみを有するのです。

サラリーマンとしては、「上がり」のポジションですが、
経営者としての「始まり」のポジションとも言えます。

残念ながら、大概の中小企業では、取締役になっても、
辞令により役職名が代わるだけで、昨日と同じ、今日の
仕事がスタートするのが大半です。

それどころか、執行役員や管理職だった時は、明確なノルマ
と組織分担があったのに、そこから解放され、結局、何を
するかすら不明確な役職に変わることすらあります。

 

中小企業の社長が考慮すべきは、執行役員や管理職から
取締役になるということは、立場そのものが決定的に
変わるとによる本人の意識変革です。

取締役としての就任期間内に、業績貢献ができなければ、
次回更新ナシすらありえるため、今まで以上に真剣に仕事
をする必要があるということを教え込まないといけません。

かといって、取締役は決してオーナー社長ではないので、
なにも24時間・364日(元旦除く)、会社経営を考えろ
という訳ではありません。適度なメリハリは必要です。

しかし、お盆休み(夏季休暇)をすべてリフレッシュに使って
いるようでは、オーナー社長は先が思いやられることでしょう。

取締役以上であるならば、せめて、お盆休暇や夏季休暇は、
身体は休ませるにせよ、脳みそだけでも、1日~2日は稼働
させて、課題事項を熟考したり、休暇明け即座に通常運航に
戻れるようにしておく必要があると考えます。

全員営業は、何も営業戦略や現場社員だけを強化する話では
ないのです。

中小企業のオーナー社長は、経営強化への影響度は、役職が
上に行くほど大きいことを、もっと真剣に考えるべきです。

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