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〈週刊コラム〉全員営業のポイント

全員営業のポイント! 第30話:経営で再認識すべきこと

 コラム

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131029経営で再認識すべきこと
コンプライアンス(法令順守)が声高にいわれるように
なってから数年はたちます。

しかし、違反の事件は一向になくならず、時には、まさか
あんな有名な老舗企業がという例すら発生しています。

利益を上げることは会社において重要なことの一つですが、
報道を見ていて、利益と引き換えに、会社にとって最も重要
なものをリスクにさらすことが多いことは残念でなりません。

では、最も重要なものとは何でしょうか?

それは、企業としての信頼です。

古来より、『信なくば立たず』という言葉が残っています。
論語に書かれている言葉です。信とは、「その人が言うこと
はどうなのか?」という一言に尽きます。

経営者が言っていることは真実なのか、社員は、お客様へ
約束したことを守っているのか、といった最も基本的であり、
ビジネス以前に集団で社会生活を営むために根本のものです。

もちろん、利益を失うのは決して小さなことではありません。
しかし、利益は、しっかりとした戦略と時機さえ得られれば
1年で取り返すことができます。

一方、今まで積み重ねてきた信用を失うのは、一瞬ですが
それを取り返すのは長い年月かかるといわれています。
ですが、個人的な意見としては、一度失われた信用は決して
取り返しがつかないと考えています。

仮に、取り返せたように見えても、それは違った信頼関係が
構築されているだけで、決して元のものと同じではないから
です。

信頼を裏切られた体験は、それが大きなものであればあるほど
記憶として消えることはないのです。

そして、場合によっては、企業としての信頼だけでなく、
コンプライアンス違反の内容と次第によっては、その会社に
勤めていることや、過去勤めていたことが、すべての社員の
人生にマイナスイメージとしてつきまとうことすらあるのです。

会社のお客様に対しての信用とは、業績のみならず、社員の
人生における経歴や誇りすら影響してくるものです。
世の中には、悪気があろうがなかろうが関係なく、謝罪した
ところで許されないものがあります。それは、人の誇りを
傷つけたときです。

お客様の誇りと、ひいては会社で働くすべての社員の誇りを
傷つけないような、まっとうな経営をするかどうか、それは
ひとえに、最終の意思決定者である経営者自身が利益と
天秤にかけるものの認識と自制心にかかっているのです。

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