全員営業のポイント 第56話 『営業組織を動かす要諦』

140513営業組織を動かす要諦

会社の転換期にあればあるほど
新しい営業の施策を検討する際、
必ず出てくるものがあります。

「それをやって上手くいくのか?」
という発言です。

以前、コンサル現場で出てきた時、
「なんと答えれば満足しますか?」
と聞き返したことがあります。

 

なぜなら、最初から上手くいかない
ことがわかるなら、検討のまな板に
乗らなかったはずですし、

仮に、上手くいくと答えたところで
そんな保証はどこにもないので、
答えそのものに意味がないからです。

新しい施策について、ある程度は
見通せても100%上手くいくなど
誰にも保証できません。

不確定要素が多い未来への挑戦は、
可能性とリスクが共存するからです。

 

市場も社会も拡大傾向にあるなら、
更に時間をかけて、良案を模索する
やり方は一理あります。

しかし、縮小傾向にある現在では、
早く行動する重要度が以前にも
増して上がってきています。

そのため、施策を検討する際、
経営の方向性に沿う内容で6分の
目処が立つならば、会社の信用と
運転資金に影響ない範囲であれば、
GOサインを出す会社の方が格段
に機運をつかめるようになります。

 

もちろん、施策の良否や精緻さは
重要です。しかし、良案を探って
検討を繰り返したところで行動し
なくては変化は何も起きないのです。

「今のままだと先細りになる」
「現場が手いっぱいで限界が近い」
「営業の動きが近年変わらない」…

などの場合、普段の思考とは順番
を変えて、「良案を考える前に、
必ず現状を変えるという意思決定」
をする方が、物事を先へと進める
時があるものなのです。
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