全員営業のポイント 175話 長儲け会社の意思決定①

 

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先日ある経営者から、こんな質問を受けました。

「全員営業って、うちの会社に合うんでしょうか?」

基本的に私は、特定業種で1社うまくいった程度の方策を
セミナー等でお話することはありまぜん。

なぜなら、たまたま上手くいったのかもしれないからです。

仮にそうだった場合でも、「これはある1社で上手くいった
ものです」という説明をします。

その方策が自社に合うかどうかという質問をうける度に、
必ず頭をよぎることがあります。

それは・・・

仮に、私が御社に合いますよ…と言ったとして、果たして、
それで質問した経営者は本当に納得するのか?ということです。

 

会社の未来には、必ず分岐点があります。

例えば、いままで黒字だったのが、赤字決算になった。
大口のお客様が、突然取引を見直したいと言い出した。
ベテランのトップ営業が、じきに退職(定年)になる。…云々

そして、会社によっては、そういった状況に直面してから、
慌てて対応しようとする傾向があります。

 

ただ、長儲けする経営者も、全員営業を含め、新たな方策が
自社に合うかに対して、決して楽観的ではなく、どちらかと
いえば細心な傾向があると実感しています。

 

しかし、同じ不安感に対する反応と対処が違います。

そのため、現状維持に安住せず、会社が良くなる可能性が
ある方策なら、出来る限り全部やりたいと考えがちです。

もちろん、これにも一長一短はあります。しかし、少なくとも
そういう会社は、決して停滞することなく、新しいことに挑戦
したり、前進し続ける気風をまといます。

一方、何かしないといけないことは充分自覚しているのに、
百発百中の安心が得られる方策を探し続け、どうにもならなく
なるまで、「あれがいいか?、これがいいか?」と考え続けた
あげく、時機を逸する会社も数多く存在します。

しかし、そうなってしまうのは、仕方のないことなのかも
しれません。

なぜなら、最初から、業績があがるかどうかについて
100%の確証が得られる方策など、どこを探しても
見つからないからです。

長儲けの会社は、業績があがる確証が得られるから方策を
行うのではありません。

業績があがる可能性が、仮に6分4分以上という見立てが
あれば、状況が許す限り試して、その結果、自社にあうものを
取捨選択していってるのです。

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